C言語ハードウェア設計ツール　「eXCite」

ソフトウェアをハードウェアに実装

　ソフトウェアの処理性能に限界を感じた場合，FPGAはその解決策として利用できます．C言語ハードウェア設計ツールeXCiteは標準C言語で設計されているソフトウェアプログラムを高位合成，通信合成，IP再利用の技術を用いてFPGAへ実装できます．また，オムロン社Frantio向けコネクティビティーキットにより，インテルR Atom上で動作しているアルゴリズムをアルテラFPGAへ容易に実装でき，ソフトウェアとパフォーマンスが比較できます．これにより，バランスのとれたシステム設計が行えます．

ハードウェア性能を直ぐに見積もり

　eXCiteには自動テストベンチ生成機能が搭載されています．設計者はソフトウェアで処理させた内容と同じ処理をHDLで処理させることができ，ハードウェア性能の見積もりとソフトウェアとの比較が簡単に行えます．プロセッサ処理に限界を感じたらeXCiteで解析してみてください．

浮動小数点処理もハードウェア化

　eXCiteはFPGA に搭載されているDSPモジュールを用いて単精度，倍精度の浮動小数点演算処理も実装できます．ロボット制御や信号処理，科学技術計算など浮動小数点演算が必要な場合に標準C 言語で記述したアルゴリズムをFPGA に実装できます．

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