Twitterを使って技術系コミュニティを立ち上げよう!(3) ―― 舞い込んだ出会いとMATLABコンテスト
図4に並んだ名前は,各時点における首位エントリの作成者です.初参加ながら,Twitterを通してこのコンテストを知ったという日本のsn0202さんのお名前も見えます.また,日本のMitsuru Ambaiさんも「Twilight」期に上位に入賞されました.
図4 第21回 MATLABコンテスト「Sensor」の時系列プロット
図5は,今回のコンテストの得点をアルゴリズム要因とCPU要因に分解したプロットです.今回は,比較的に早い段階でアルゴリズムの試行錯誤が収束し,パラメータの最適化が参加者の焦点となったことが分かります.コンテストの中間分析を見ると,復元画像の精度が確実に上がっていっていることが確認できます.
図5 「Sensor」コンテストの得点をアルゴリズム要因とCPU要因に分解したプロット
●まとめ
Twitter上の偶然の出会いから,国境を越えて当初は想定していなかったような新たな展開が生まれ,MATLABコンテストの日本展開につながりました.また,Wikiばなという興味深い活動を行っている有志者の集まりから,非常に示唆を受けるところがありました.
次回は,Twitterが開く技術系コミュニティの世界について,筆者の考えを紹介していきたいと思います.
たけうち・としあき
米国MathWorks社 Senior Interactive Marketing Manager
しばた・ゆうこ
MathWorks Japan マーケティングプログラム部 Webマーケティング スペシャリスト