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ルネサスが待機モードから4.8μsで通常動作に復帰できるRXマイコンを発売,待機時電流は350nA
ニュース 2013年4月17日
ルネサス エレクトロニクスは,待機モードから4.8μsで通常動作に復帰できるRXマイコン「RX111グループ」31品種を発売する.通常動作時の電流は100μA/MHz,待機時の電流は350nA.家庭用健康機器やセンサ,探知機,スマート・メータ,産業用機器,ビル・オートメーション機器などに利用できる.
CPUコアの動作周波数は32MHz.処理性能は,1MHz当たり3.08 CoreMark,1mA当たり14.9 CoreMark.USB 2.0ホスト/ファンクション・モジュールを内蔵しており,USB OTG(On-The-Go)やバッテリ充電にも対応する.ピン数は36~64,内蔵フラッシュROMの容量は16Kバイト~128Kバイト.
ソフトウェア開発には,同社の「CubeSuite+」,またはスウェーデンIAR Systems社の「RX向けIAR Embedded Workbench」を利用する.GUI操作により周辺機能のプログラムを自動生成するツールも提供する.さらに,評価環境として「Renesas Starter Kit(RSK)」を用意する.USBのサンプル・ドライバ(マス・ストレージ・クラス,コミュニケーション・クラス,HIDクラス)や高速充電機能のサンプル・アプリケーション,メモリ・カードなどのミドルウェア,評価ボード,ソフトウェア開発環境などが付属する.
2013年9月から量産出荷を開始する.
RX111グループは,同社のRX200シリーズの下位機種に当たるRX100シリーズの第1弾として発売する.RX100シリーズは低消費電力を特徴とする品種で,RX200シリーズやRX600シリーズと命令セット・レベルの互換性がある.
写真1 RX111グループの外観
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