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Lattice,低消費電力でCPLDに近い使い勝手のフラッシュROM内蔵FPGAを発売
ニュース 2010年11月9日
米国Lattice Semiconductor社は,フラッシュROMを内蔵するFPGAファミリ「MachXO2」を発売した.256LUT(Look-up Table)~6,864LUTを搭載する6品種を用意する.従来,大規模CPLDや小規模FPGAが使われてきたアプリケーションへの適用をねらう.
本FPGAは,65nmプロセスを利用して製造する.コア電圧は1.2V.
3種類のサブファミリを用意する.「ZE」は,外部から1.2Vを供給し,最大60MHzで動作する.「HE」は,同じく外部から1.2Vを供給し,最大150MHzで動作する.「HC」は電圧レギュレータを内蔵する.外部から2.5Vまたは3.3Vを供給し,最大150MHzで動作する.256LUTのZE版のスタティック消費電力は標準19μW.
MachXO2の基本アーキテクチャは,すでに発売されているMachXOやLatticeXP2と同等である.すなわち,SRAMで構成される4入力LUTをベースとし,コンフィグレーション(回路)データを記録するフラッシュROMを内蔵する.
論理回路を構成するためのLUTのほかに,最大256Kビットのユーザ・フラッシュROMや最大2チャネルのPLL(Phase-locked Loop),2チャネルのI2C,1チャネルのSPI,1チャネルのタイマ/カウンタを内蔵する.
「LCMXO2-1200ZE」と「LCMXO2-1200HE」のサンプル出荷は2010年12月に,量産出荷は2011年3月に開始する.2011年第3四半期までに,全品種の量産出荷を開始する予定.
設計ツールは,同社のPLD開発環境「Lattice Diamond v1.1」を使用する.
[表1] MachXO2の概要
型名
XO2-256
XO2-640
XO2-1200
ルックアップ・テーブル数
256
640
1280
内蔵メモリ数(ビット)
0
18K
64K
ユーザ・フラッシュROM(ビット)
0
5K
10K
PLL数
0
0
1
最大ユーザI/O数
56
80
108
パッケージ
64ピンBGA,
100ピンQFP,
132ピンBGA100ピンQFP,
132ピンBGA25ピンBGA,
100ピンQFP,
132ピンBGA,
144ピンQFP
型名
XO2-2000
XO2-4000
XO2-7000
ルックアップ・テーブル数
2112
4320
6864
内蔵メモリ数(ビット)
74K
92K
240K
ユーザ・フラッシュROM(ビット)
80K
96K
256K
PLL数
1
2
2
最大ユーザI/O数
207
279
335
パッケージ
36ピンBGA,
100ピンQFP,
132ピンBGA,
144ピンQFP,
256ピンBGA132ピンBGA,
144ピンQFP,
256ピンBGA,
332ピンBGA,
484ピンBGA144ピンQFP,
256ピンBGA,
332ピンBGA,
484ピンBGA
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