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OmniVision,低照度の暗所環境に対応した12V/lux-secの車載用CMOSイメージ・センサを発売
ニュース 2009年4月28日
米国OmniVision社は,低照度の暗所環境に対応したCMOSイメージ・センサ「OV7960」と「OV7962」の2品種を発売した.感度は12V/lux-secと高い.自動車用リア・ビュー・カメラや死角検知システムなどに使用できる.有効画素数は768ピクセル×576ピクセル,画素サイズは6mm×6mm.
OV7960はFSI(Front Side Illumination)型のOmniPixel3-HSアーキテクチャを採用し,アナログ信号の出力機能を備える.出力信号方式はNTSCとPALに対応する.車載用LCDや75Ω負荷の機器へ出力できる.OV7962は,ディジタル・プログレッシブおよびアナログの出力信号に対応する.ともに,ダイナミック・レンジ(60dB~73dB)やクロストークなどの改善や,4層のレイヤを使用したオーバレイの使用,ひずみ補正技術などの向上により,CCDイメージ・センサよりも高い感度や色再現性,暗時特性などを実現したという.
NTSC信号場合の光学サイズは1/4インチ,PAL信号の場合は1/3インチ.3.3V駆動時の消費電力は225mW,動作温度範囲は-40℃~105℃.パッケージは,外形寸法が6.67mm×7.12mm×0.71mmのCSPで提供される.
[図1] OV7960とOV7962のブロック図
[写真1] OV7960の外観
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