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CriticalBlue,既存のコード資産を生かしながらマルチコア対応ソフトウェアを開発するための支援ツールを発売
ニュース 2009年4月15日
英国CriticalBlue社は,既存のコード資産を生かしながらマルチコア対応ソフトウェアを開発するための支援ツール「Prism」を発売した.マルチコアによる並列処理に対応させるためにコードを修正(スレッド化)した場合,処理性能にどのような影響を与えるかを見積もる機能を備える.
同社は,マルチコア・アーキテクチャに対応した特定用途向けコプロセッサの回路ブロックを自動生成するツール「Cascade」を出荷している.今回,Cascade向けに開発したマルチコア・プロセッサの性能評価技術をもとに,本ツールを製品化したという.
本ツールは,独自のスケジューリング機能を備えており,指定されたマルチコア構成やpthreadの制約を考慮して,スレッドを各コアに割り付ける.また,各コアの実行履歴やデータの依存関係をグラフィカルに示す.関数をグループ化し,どのグループが実行されたかを確認することも可能.例えばデータ・レース(排他制御の不具合によって実行順序の逆転などが発生するエラー)が存在した場合,実際にコードに手を加えなくても,ミューテックスの利用やコードの修正によって問題を解決したと仮定したときの処理性能を見積もることができる.
本ツールは,シミュレータの実行履歴と実行可能なオブジェクト・コードを利用して,プログラムを解析している.シミュレータは,CPUの命令セット・シミュレータでも,その他のシミュレータでも構わない.対応しているCPUアーキテクチャはARM,MIPS,東芝のVenezia.Veneziaについては,キャッシュの動作も考慮してプログラムを解析できるという.
1Gバイト以上のメイン・メモリを搭載したパソコンの上で稼働する.OSはWindowsとLinuxに対応する.30日間利用できる評価版を用意する.
[図1] Prismの画面例
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