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CoWare,CPUのSystemCモデル上でソフトウェアをデバッグするための機能を仮想プラットホーム環境に追加
ニュース 2008年4月22日
米国CoWare社は,CPUのSystemCモデル上でソフトウェアをデバッグするための機能を,同社の仮想プラットホーム環境「SystemC Virtual Platform」などに追加した.例えばチェックポイントを任意に設定したり,停止した個所から再実行したりできる.仮想プラットホームとは,CPUのシステム・レベルのシミュレーション・モデルの上でOSやデバイス・ドライバ,ファームウェアなどを動作させるソフトウェア開発環境である.これにより,従来,評価ボードなどを利用していたソフトウェアのデバッグを,シミュレーション上で行える.
本機能を利用すれば,評価ボード・ベースのデバッグでは検出しにくかったバグを通知したり,バグが発生する前の状態を保存しておき,その状態から再実行したりできる.例えば,アプリケーション・ソフトウェアの評価の際にOSを起動した状態からシミュレーションを開始できる.こうすることで,不要なシミュレーションを省略できる.
本機能は,Virtual PlatformとPlatform Architect+SMD Option上で使用可能.現在OSとして,Windowsに対応しているが,2008年度後半にはLinuxにも対応する予定.
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