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Altera,スタティック消費電流が29μAと小さいCPLDを発売
ニュース 2007年12月11日
米国Altera社は,携帯機器向けの低消費電力CPLD「MAX IIZ」を発売した.論理ブロック(LE:Logic Element)数が240の「EPM240Z」と570の「EPM570Z」の2品種を用意する.EPM240Zのスタティック消費電流は標準29μA/最大150μA,EPM570Zは標準32μA/最大210μAである.プログラム素子はSRAMで,コンフィグレーション用のフラッシュ・メモリを内蔵する.
チップを構成するトランジスタのしきい値電圧を上げることにより,リーク電流を低減した.また,パワーONリセット回路の最適化により,待機時の消費電流を削減した.
MAX IIZは,従来の「MAX II」や「MAX IIG」と機能互換である.また,同一パッケージの品種の間でピン互換性もある.EPM240Zについては外形寸法が5mm×5mmの68ピンBGAを,EPM570Zについては7mm×7mmの144ピンBGAを新たに用意する.
電源電圧は,コア部が1.8V,I/O部が1.5V,1.8V,2.5V,3.3V(I/Oバンクごとに選択可能).0.18μmのCMOSプロセスで製造する.量産出荷の開始時期は,68ピンBGA品のEPM240Zが2008年第1四半期,そのほかの品種が2008年第2四半期の予定.
[写真1] MAX IIZファミリの外観
[表1] MAX IIZファミリの概要
EPM240
EPM570
LE(Logic Element)数
240
(192マクロ・セル相当)570
(440マクロ・セル相当)
最大ユーザI/Oピン数
80
160
ユーザ・フラッシュ・メモリ容量
8,192ビット
8,192ビット
最大Tpd(入出力伝播遅延時間)
7.5ns
8.7ns
パッケージ
68ピンBGA,
100ピンBGA100ピンBGA,
144ピンBGA,
256ピンBGA
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