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コンテック,動作温度範囲-20℃~+60℃のCeleron M搭載組み込みコンピュータを発売
ニュース 2007年3月7日
コンテックは,動作温度範囲が-20℃~+60℃の組み込みコンピュータ「IPC-BX800R-DC456」,「IPC-BX800-DC456」,「IPC-BX800-DC400」の3機種を2007年4月から発売する.いずれも米国Intel社のCeleron Mプロセッサ(800MHz動作)を搭載する.「IPC-BX800R-DC456」は,OSとしてWindows XP Embeddedがインストールされており,2GバイトのCompactFlash(CF)カード・スロットと無線LAN(IEEE 802.11a/b/g)インターフェースを搭載する.「IPC-BX800-DC456」は,IPC-BX800R-DC456から無線LAN機能を省いた.「IPC-BX800-DC400」はIPC-BX800-DC456からさらに,OSとCFカード・スロットを省いた廉価版である.本コンピュータはファンレスで動作し,5Gまでの振動と100Gまでの衝撃に耐えうる.きょう体は通気口をなくした密閉構造となっており,結露しにくい.
本コンピュータは,チップセットとしてIntel 852GMを採用した.メイン・メモリは,512MバイトのDDR SDRAM.外部インターフェースとして,100Base-TXやRS-232-C,USB 2.0,アナログRGBビデオ出力,LVDSビデオ出力などを備える.電源電圧は12V~24V.
本コンピュータは高温時の熱対策として,きょう体そのものをアルミ製のヒートシンクとして利用する.内部部品もアルミなどを用いて熱伝導の効率を上げている.低温時の熱対策として,ヒータを搭載している.0℃以上に温度を上げてからシステムを起動する.電圧・温度に異常が発生した場合,自動的にシャットダウンする機能を備える.Windows XP EmbeddedのEWF(Enhanced Write Filter)機能を利用して,シャットダウン・プロセスなしで電源を切ることが可能.
[写真1] IPC-BX800-DC456(左)とIPC-BX800R-DC456(右)の外観
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