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Tektronix,ジッタやノイズ,プリエンファシスなどを生成信号に付加できるパターン・ジェネレータを発売,帯域は最大5.8GHz
ニュース 2006年10月2日
米国Tektronix社は,パターン・ジェネレータ「AWG7000シリーズ」を発売した.サンプリング周波数が10Mサンプル/s~10Gサンプル/sで出力が2チャネルの「AWG7102型」,同周波数で出力が1チャネルの「AWG7101型」,サンプリング周波数が10Mサンプル/s~5Gサンプル/sで出力が2チャネルの「AWG7052型」,同周波数で出力が1チャネルの「AWG7051型」がある.AWG7102型の場合,2チャネルの出力を合成することで,サンプリング周波数を20GHz,アナログ帯域を5.8GHzとすることが可能.
本パターン・ジェネレータを利用すると,ディジタル・オシロスコープで取り込んだ信号にジッタやグリッチ,ひずみなどを付加できる.また,MathcadやMATLAB,Microsoft Excelなどで生成した波形情報を取り込み,信号として出力できる.例えば,高速シリアル通信におけるジッタやオーバシュート,アンダーシュートを含んだ信号を生成できる.無線通信向けの任意のRF信号やIF信号,I/Q信号などの生成も可能である.
垂直分解能は10ビット.分解能を8ビットとしたときは,2チャネル分の信号トリガを波形と同時に出力できる.内蔵メモリのレコード長は64Mポイント.出力スタイルは差動で,インピーダンスは50Ω.振幅50mVp-p~2Vp-pの波形を1mVきざみで出力する.
電源はAC100V~AC240V,消費電力は450W.外形寸法は465mm×500mm×245mm.重量は19kg.
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