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Maxim,任意のカットオフ周波数を設定できる3回路入りビデオ・フィルタを発売
ニュース 2006年9月12日
米国Maxim Integrated Products社は,アナログ・ビデオ信号向けのビデオ・フィルタ4品種を発売した.3:1入力マルチプレクサを備える「MAX7472」と「MAX7473」,マルチプレクサなしの「MAX7469」,「MAX7470」がある.MAX7473とMAX7470はドライバに+6dBのゲインを持たせている.
RGBやYPbPrなどの3系統の信号を扱うため,チップ内部にクランプ/バイアス回路,プログラマブル・ローパス・フィルタ,バッファ兼ドライバをそれぞれ三つずつ内蔵している.
ローパス・フィルタは,カットオフ周波数を5MHz~34MHzの間で設定できる.ステップ数は256.通過帯域内における信号の振れ幅は,SD(standard definitions)のときが±0.1dB,HD(high definitions)のときが-3dB~+1dBである.減衰量はカットオフ周波数が34MHzのとき,74.25MHzにおいて-57dB,カットオフ周波数が7MHzのとき,27MHzにおいて-63dBである.100kHzに対する群遅延は,SDのとき,5.75MHzにおいて15ns,HDのとき,30MHzにおいて20nsである.SN比は69dB.
電源電圧はアナログ5V,ディジタル3.3V.パワー・ダウン時の消費電力は5mWである.MAX7472とMAX7473は,外形寸法が5mm×5mm×0.8mmの28ピンTQFNパッケージに封止する.MAX7469とMAX7470は,同外形寸法の20ピンTQFNパッケージに封止する.
[写真1] MAX7472の外観
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