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Agilent,IEEE802.11nドラフト仕様に対応した変調解析ソフトウェアを発売
ニュース 2006年6月8日
米国Agilent Technologies社は,IEEE802.11nドラフト仕様に対応した変調信号を解析するためのソフトウェア「Agilent 89601Aベクトル信号解析ソフトウェア オプションB7Z Pre-802.11n MIMO変調解析」を発売した.同社のディジタル・オシロスコープ「Agilent Infiniium 80000Bシリーズ(アナログ信号の帯域幅:2GHz~13GHz)」やベクトル信号アナライザ「Agilent 89600Sシリーズ」と組み合わせて利用する.2006年1月にドラフト仕様が承認された無線LAN規格「IEEE802.11n」の特徴は,MIMO(multiple input multiple output)と呼ばれる空間多重技術を用いた無線通信方式を採用している点である.本ソフトウェアを用いると,最大2ストリームの変調信号の解析を行える.
これとは別に,同社の信号発生器「Agilent E4438C ESGシリーズ」向けのオプション・ソフトウェア「Agilent N7617A Signal Studio Software for WLAN」も発売する.周波数帯域(20MHz,40MHz)やフレーム・フォーマット(レガシ・モード,ミックス・モード,グリーンフィールド・モード),空間伝達関数など,IEEE 802.11nドラフト仕様に対応したパラメータを設定することで,1~4ストリームの信号を生成できる.
変調信号解析ソフトウェアはすでに出荷を開始している.信号発生器向けの制御ソフトウェアは,2006年8月から受注を開始する.
[写真1] 2006年6月6日~9日に開催された「Agilent Measurement Forum 2006」の展示
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