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Lattice,高速シリアル・インターフェース対応のFPGAファミリと低コストFPGAファミリを発売
ニュース 2006年2月9日
米国Lattice Semiconductor社は,最大3.4Gbpsのシリアル・インターフェースに対応するFPGAファミリ「LatticeSC」と低価格のFPGAファミリ「LatticeECP2」を発売した.プログラム素子はSRAMセル.LatticeXPファミリなどとは異なり,コンフィグレーション・データ格納用のフラッシュ・メモリは内蔵していない.
LatticeSCは,約15,200~115,200個の4入力LUT(ルックアップ・テーブル),56~424個の18Kビット・メモリ・ブロック,最大で3.4Gbpsに対応する4~32個のSERDESブロック,8個のアナログPLL(phase-locked loop),12個のディジタルPLL(DLL)などを持つ.高速シリアル・トランシーバは,PCI ExpressやギガビットEthernet,Serial RapidIOなどの規格に対応する.また,プロトコル処理のための回路を内蔵する.
LatticeSCは,約5万ゲート規模のハード・マクロを複数搭載できる構造になっているという.例えば,PCI ExpressのMAC(media access control)機能やDDR SDRAMコントローラなどのハード・マクロを組み込める.これらの機能を搭載する製品は「LatticeSC-M」として発売される予定.
富士通の90nmのCMOSプロセスで製造する.電源電圧はコア電圧が1.0~1.2V.「LatticeSC25」のサンプル出荷は2006年第1四半期から,量産出荷は2006年第2四半期から開始する.
LatticeECP2は,約6,000~68,000個の4入力LUT,3~56個の18Kビット・メモリ・ブロック,3~22個のDSPブロックなどを持つ低コストFPGAである.一つのDSPブロックは,36×36ビットの乗算器と加減算/積算器で構成される.この乗算器は,4個の18×18ビット乗算器や8個の9×9ビット乗算器としても利用できる.「LatticeECP2-50」のサンプル出荷は2006年第1四半期から開始する.
[表1] LatticeSCの概要
型名 | SC15 | SC25 | SC40 | SC80 | SC115 |
ルックアップ・テーブル数 | 15.2K | 25.4K | 40.4K | 80.1K | 115.2K |
18Kビット・メモリ・ブロック | 56 | 104 | 216 | 308 | 424 |
SERDES数 | 8 | 16 | 16 | 32 | 32 |
PLL/DLL数 | 8/12 | 8/12 | 8/12 | 8/12 | 8/12 |
最大ユーザI/O数 | 300 | 484 | 562 | 904 | 942 |
パッケージ | 256ピンFBGA 900ピンFBGA |
900ピンFBGA 1020ピンFBGA |
1020ピンFBGA | 1020ピンFBGA 1704ピンFBGA |
1020ピンFBGA 1704ピンFBGA |
[表2] LatticeECP2の概要
型名 | ECP2-6 | ECP2-12 | ECP2-20 |
ルックアップ・テーブル数 | 6K | 12K | 21K |
18Kビット・メモリ・ブロック | 3 | 12 | 15 |
DSPブロック数 | 3 | 6 | 7 |
PLL/DLL数 | 2/2 | 2/2 | 2/2 |
最大ユーザI/O数 | 192 | 297 | 363 |
パッケージ | 144ピンTQFP 256ピンFBGA |
144ピンTQFP 208ピンPQFP 256ピンFBGA 484ピンFBGA |
208ピンPQFP 256ピンFBGA 484ピンFBGA 672ピンFBGA |
型名 | ECP2-35 | ECP2-50 | ECP2-70 |
ルックアップ・テーブル数 | 32K | 48K | 68K |
18Kビット・メモリ・ブロック | 18 | 21 | 56 |
DSPブロック数 | 8 | 18 | 22 |
PLL/DLL数 | 2/2 | 4/2 | 6/2 |
最大ユーザI/O数 | 452 | 500 | 628 |
パッケージ | 484ピンFBGA 672ピンFBGA |
484ピンFBGA 672ピンFBGA |
672ピンFBGA 900ピンFBGA |
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