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International Rectifier,出力電圧の精度が±1%のDC-DCコンバータ用PWMコントローラICを発売
ニュース 2005年8月17日
米国International Rectifier社は,DC-DCコンバータ用PWMコントローラIC「IR3621M」の国内でのサンプル出荷を開始した.本コントローラICの出力電圧範囲は0.8~3.3V.出接合温度(Tj)が25℃のとき,力電圧の精度は±1%.通信機器やコンピュータ,ディジタル・テレビなどにおける需要を見込んでいる.
本コントローラICは,二つの独立した出力電圧を得るモードと二つの出力を一つにまとめて高電流出力を得るモードを備えている.出力電流は前者が最大15A(1チャネル当たり),後者が最大30Aである.なお,本コントローラICを用いてDC-DCコンバータを構成する際には,デカップリング・コンデンサや平滑コンデンサ,パワーFET,インダクタなどを外付けする必要がある.
本コントローラICの動作電圧は5.5~14.5V,動作温度範囲は-40℃~+125℃.スイッチング周波数は200kHz~500kHz.デッド・タイムは標準50ns,最大100ns.パッケージは,外形寸法が5mm×5mmの32ピンMLPQ(micro leadframe package quad).
これとは別に,接合温度が25℃のときの出力電圧の精度が±1.35%のPWMコントローラLSI「IR3621F」も用意する.パッケージは28ピンTSSOP(thin-shrink small outline package).
2005年末には,鉛フリー(RoHS準拠)に対応したIR3621Mのサンプル出荷を開始する予定.
[写真1] 「IR3621M(下)」と「IR3621F(上)」の外観
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