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Agilent,波形更新速度が10万回/sの携帯型リアルタイム・オシロスコープを発売


 米国Agilent Technologies社は,波形の取り込み(更新)速度が毎秒10万回と高速な携帯型リアルタイム・オシロスコープ「Agilent DSO/MSO6000A MegaZoomオシロスコープシリーズ」を発売した.カラー・モニタの輝度階調を256段階,解像度をXGA(1,024ピクセル×768ピクセル)とすることで,アナログ・オシロスコープと同等の波形表示を実現できるという.おもに,映像機器やディジタル家電の開発における需要を見込んでいる.

 周波数帯域やチャネル数,サンプリング性能などの異なる12品種を用意する.例えば,最上位機種である「Agilent MSO6104A」は,周波数帯域が1GHzで,四つの入力チャネルやロジック・アナライザ機能を備えている.サンプリング性能は,最大4Gサンプル/s(2チャネル同時使用時).データ・レコード長は標準で1Mポイントだが,オプションで最大8Mポイントまで拡張できる.エッジ・トリガなどの基本トリガ機能のほか,CANやLIN,USB,I2Cなどの各種インターフェース向け,およびHDTV(high definition Television)向けのトリガ機能を標準装備している.重量は4.9kg.

 表示性能やデータ・レコード長を向上させるため,東芝と共同でASICを新たに開発した.本ASICには,8Mバイトのデータ収集用メモリや1Mバイトの表示用メモリ,ディスプレイ表示用ドライバ,トリガ機能などが集積されている.従来,別々の回路で実現されていたこれらの機能を1チップ化したことで,オシロスコープの価格を抑えられたという.


[写真1] MSO6104Aの外観

[写真2] MSO6104Aのデモンストレーションのようす(波形更新速度やデータ・レコード長を向上させたことで,間欠的なイベントの波形を捕らえることが可能になった.写真の白い波形が間欠的なイベント)


[表1] Agilent DSO/MSO6000A MegaZoomの概要
機種名
周波数帯域
チャネル数
サンプリング性能
ロジック・
アナライザ
機能
DSO6032A
300MHz
2
2Gサンプル/s
なし
DSO6034A
300MHz
4
2Gサンプル/s
DSO6052A
500MHz
2
4Gサンプル/s
(1チャネル使用時)
2Gサンプル/s
(2チャネル同時使用時)
DSO6054A
500MHz
4
4Gサンプル/s
(2チャネル同時使用時)
2Gサンプル/s
(4チャネル同時使用時)
DSO6102A
1GHz
2
4Gサンプル/s
(1チャネル同時使用時)
2Gサンプル/s
(2チャネル同時使用時)
DSO6104A
1GHz
4
4Gサンプル/s
(2チャネル同時使用時)
2Gサンプル/s
(4チャネル同時使用時)
MSO6032A
300MHz
2
2Gサンプル/s
あり
MSO6034A
300MHz
4
2Gサンプル/s
MSO6052A
500MHz
2
4Gサンプル/s
(1チャネル使用時)
2Gサンプル/s
(2チャネル同時使用時)
MSO6054A
500MHz
4
4Gサンプル/s
(2チャネル同時使用時)
2Gサンプル/s
(4チャネル同時使用時)
MSO6102A
1GHz
2
4Gサンプル/s
(1チャネル使用時)
2Gサンプル/s
(2チャネル同時使用時)
MSO6104A
1GHz
4
4Gサンプル/s
(2チャネル同時使用時)
2Gサンプル/s
(4チャネル同時使用時)



■価格
1,985,900円(MSO6104A)
■連絡先
アジレント・テクノロジー株式会社
TEL: 0120-421-345
URL: http://www.agilent.co.jp/



参考URL
アジレント・テクノロジーの発表資料

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