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松下電子部品,SDカードよりも小さいOFDM回路内蔵地上波ディジタル・テレビ・チューナ・モジュールを発売
ニュース 2003年7月22日
松下電子部品は,OFDM(orthogonal frequency division multiplexing)回路を内蔵した小型の地上波ディジタル・テレビ・チューナ・モジュール「CTM1J」を発売する.本チューナ・モジュールの外形寸法は20mm×28mm×2mmとSDカードよりも小さい.電源電圧は1.5Vまたは2.8V,消費電力は200mWである.携帯電話やPDAなどの携帯機器に組み込んで用いられる.
本チューナ・モジュールは,日本国内の地上波ディジタル・テレビ放送の1セグメント受信方式に対応している.地上波ディジタル・テレビ放送の伝送帯域は13個に分割されており,このうちの中央の帯域のセグメントを「1セグメント」と呼ぶ.この1セグメントは,携帯機器が地上波ディジタル・テレビ放送を受信するための伝送帯域として割り当てられている.本チューナ・モジュールによって受信できる周波数帯はVHF(7チャネル)とUHF(13~62チャネル).変調方式はDQPSK(differential quadrature phase shift keying),QPSK(quadrature phase shift keying),16QAM(quadrature amplitude modulation)に対応している.
これとは別に,テレビ放送受信用のアンテナ「アンテナエレメント」と,移動中でも電波を受信できるようにするためのモジュール「アンテナ制御モジュール」を用意する.アンテナの長さは50mm,制御モジュールの外形寸法は10mm×10mm×2mmである.
本チューナ・モジュールのサンプル出荷の開始時期は2003年秋ころ,量産出荷の開始時期は2005年ころの予定.
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