
米国Xilinx社は,民生機器などで使われるASICの代替をねらった低コストFPGA「Spartan-3ファミリ」を発売した.5万ゲートから500万ゲートまでの8品種を用意する.5万ゲート品の量産時の単価は3.5ドル.Spartan-3ファミリは,同社の高集積FPGAである「Virtex-IIファミリ」と同等のデバイス・アーキテクチャを採用している.
Spartan-3では,以下のような方法で低コスト化を図った.まず,90nmルールの製造プロセスと300mmウェハを採用した.次に,基本回路ブロックの構成をくふうした.Virtex-IIの基本回路ブロックは,論理ブロック(CLB)としても分散RAMとしても利用できる構造になっている.これに対してSpartan-3では,50%の回路ブロックをVirtex-IIと同じものに,残りの50%の回路ブロックをCLB専用にしてダイ・サイズの縮小を図っている.さらに,メモリ・サイズを減らしたり,高速インターフェース回路を除いた.このほか,I/Oパッドを2重リング状に配置したことで,多ピンながら小さなダイ・サイズを実現した.
5万ゲート品の「XC3S50」と100万ゲート品の「XC3S1000」をサンプル出荷中.2003年中に全品種のサンプル出荷を開始し,2004年から量産出荷を開始する予定.
[写真1] Spartan-3ファミリの外観
[表1] Spartan-3ファミリの概要
| 型名 |
XC3S50 |
XC3S200 |
XC3S400 |
XC3S1000 |
| システム・ゲート数 |
5万 |
20万 |
40万 |
100万 |
| 論理セル数 |
1,728 |
4,320 |
8,064 |
17,280 |
ブロックRAM容量
(Kビット) |
- |
216K |
288K |
432K |
分散配置RAM容量
(Kビット) |
12K |
30K |
56K |
120K |
シングルエンドI/O数
(最大) |
124 |
173 |
264 |
391 |
| 差動I/O数(最大) |
56 |
76 |
116 |
175 |
| 出荷時期 |
出荷中 |
2003年後半 |
2003年後半 |
出荷中 |
| 型名 |
XC3S1500 |
XC3S2000 |
XC3S4000 |
XC3S5000 |
| システム・ゲート数 |
150万 |
200万 |
400万 |
500万 |
| 論理セル数 |
29,952 |
46,080 |
62,208 |
74,880 |
ブロックRAM容量
(Kビット) |
576K |
720K |
1,728K |
1,872K |
分散配置RAM容量
(Kビット) |
208K |
320K |
432K |
520K |
シングルエンドI/O数
(最大) |
487 |
565 |
712 |
784 |
| 差動I/O数(最大) |
221 |
270 |
312 |
344 |
| 出荷時期 |
2003年後半 |
2003年後半 |
2003年後半 |
2003年後半 |
■価格 3.5ドル以下(XC3S50,2004年における25万個購入時の単価)
20ドル以下(XC3S1000,2004年における25万個購入時の単価)
■連絡先 ザイリンクス株式会社
TEL: 03-5321-7740
URL: http://www.xilinx.co.jp/
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