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三洋電機,2層記録が可能な光ディスクの書き込みに対応した青紫色半導体レーザを発売
ニュース 2003年3月27日
三洋電機は,パルス発振時の光出力が100mWの青紫色半導体レーザを発売する.本半導体レーザは,2層記録が可能な光ディスクの書き込みに利用できる.青紫色半導体レーザを使った光ディスク・ビデオ・レコーダ規格である「Blu-ray Disc」や「AOD(Advanced Optical Disc)」などの機器に搭載できる.サンプル出荷は2003年第3四半期から開始する予定.
同社は,2003年1月に,パルス発振時の光出力が50mWの青紫色半導体レーザの開発を発表している.このときの試作品では,パルス発振時の光出力が弱かっため,2層記録への対応は難しかった.同社は,発光層の材料組成の改良や,導波路の屈折率のくふうによるレーザ光の安定化,GaN(ガリウム・ナイトライド)基板上の結晶成長技術の改良などを行った.その結果,パルス発振時の光出力を引き上げることができたという.
本半導体レーザの発振波長は405nm,連続発振時の光出力は50mW,しきい値電流は40mAである.レーザ光の広がり角度は,水平方向が8度,垂直方向が23度.光出力が50mWのときの動作電流は100mAである.ノイズ特性は-130dB/Hz.
[写真1] 青紫色半導体レーザの外観
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