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Xilinx,Spartan-IIEファミリに40万ゲート品と60万ゲート品を追加
ニュース 2002年11月21日
米国Xilinx社は,同社のFPGA「Spartan-IIEファミリ」に,システム・ゲート数が40万の「XC2S400E」と60万の「XC2S600E」を追加した.これまで出荷していたSpartan-IIE製品の最大システム・ゲート数は30万だった.同社が顧客の要求を調査したところ,規模が大きく,I/O数の多いFPGAを望むユーザが多かったという.
Spartanファミリは,低価格を特徴とするFPGAである.同社の総売上げの15%を占めており,民生機器市場での採用が進んでいるという.
40万ゲート品の論理セル数は10,800個,ブロックRAMの容量は16万ビット,差動I/Oペア数は最大172,シングルエンドI/O数は最大410である.一方,60万ゲート品の論理セル数は15,552個,ブロックRAMの容量は28.8万ビット,差動I/Oペア数は最大172,シングルエンドI/O数は最大514である.どちらの品種も4個のDLL(delay-locked loop)を内蔵している.入出力インターフェースとして,LVDS,LVPECL,LVCMOS,LVTTL,AGP,GTL,GTL+,PCI,BLVDS,CTT,HSTL,SSTLの規格に対応している.0.15μmルールのCMOS技術で製造する.量産出荷の開始時期は2003年第1四半期.
また,同社は次世代のSpartanファミリを開発中である.Spartan-IIEファミリは同社の高性能版FPGA「Virtex-Eファミリ」のデバイス・アーキテクチャをベースに開発された.これに対して,次世代のSpartanファミリは,Virtex-IIをベースに開発されるもよう.クロック生成機能が搭載され,グローバル・クロック配線が追加されるという.
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