[ keyword: 開発環境 ]
T-Engineフォーラムの参加企業が37社に,対応ボードをNEC,日立,三菱,横河ディジタルコンピュータが発売
ニュース 2002年7月30日
T-Engineの規格推進団体であるT-Engineフォーラムは,7月30日時点で同団体への参加企業が37社になったことを発表した.同団体の結成当時(2002年6月24日)の参加企業数は国内外合わせて22社だった.1ヵ月で参加企業が約1.7倍に増えたことになる.近々,韓国の企業も参加する予定だという.「年末には目標としていた100社に届くのではないか」(T-Engineフォーラム会長の坂村健氏).
また,2002年内に五つ以上のT-Engineボードが発売される予定である.例えばNECは,VR5500プロセッサ(最大動作周波数は400MHz)に対応したT-Engine(携帯型情報端末用)ボード「n101」とVR4131プロセッサに対応したμT-Engine(家電機器用)ボード「n301M」を2002年11月から発売する予定である(写真1).さらに,日立製作所や三菱電機,横河ディジタルコンピュータが,SHプロセッサやARMプロセッサなどに対応したT-Engineボードを発売する(表1).
これらのT-Engineボードに対応したミドルウェア(ファイル・システムやデバイス・ドライバ,メモリ・カード・インターフェース,プロトコル・スタックなど)が出そろうのは今年(2002年)末ごろである.今年12月に開催される「TRONSHOW2003」で発表される予定.
[写真1] NECのT-Engineボード
[表1] 今後発売されるT-Engineボード
製品名
メーカ名
コンピュータ
シリーズ
CPU
最大クロック数
RAM容量
フラッシュ・メモリ
発売時期(2002年)
■連絡先 |