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QuickSilver,動的リコンフィギャラブルPLDにCDMAソフトウェア無線の機能を実装して処理速度の向上を確認
ニュース 2002年5月2日
ダイナミック・リコンフィギャラブルPLDの研究・開発企業である米国Quicksilver Technology社は,同社が開発したテスト・チップにソフトウェア無線の機能を実装し,性能などの評価を行った.ダイナミック・リコンフィギャラブルとは,PLDの動作時に,動的に回路構成を変更する技術である.たとえば,ある期間はAという回路を,別の期間はBという回路を同一チップ上に実現する.
今回,テスト・チップに実装した機能は,cdma2000とWCDMAの両方のシステム・アクイジション処理である.二つの処理を動的に切り替えられるようにした.回路構成の切り替えにかかる時間は1ns(ナノ秒)以下.
同じ機能を,ARMコア,DSPコア,周辺回路から成るASICで実現したところ,処理に3秒以上かかった.一方,同社のテスト・チップを使うとほぼ1秒で処理が終わったという.
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