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Agilent,12.8μS/ポイントと高速な高周波部品向けネットワーク・アナライザを発売
ニュース 2001年9月27日
米国Agilent Technologies社は,高周波部品向けのネットワーク・アナライザ「Agilent E5070A」,「Agilent E5071A」を発売する.例えば,携帯電話の高周波部品の測定に利用できる.測定時間は12.8μs/ポイント以下と短い.
周波数範囲は,E5070Aが300kHz~3GHz,E5071Aが300KHz~8.5GHz.バンド幅が10Hzの場合のシステム・ダイナミック・レンジは最大125dB.バンド幅が3kHzの場合のトレース・ノイズは0.001dBrms.これは,同社の従来機種の1/6である.テスト・ポートの数は2~4ポート.入力が一つで,出力が複数あるような部品(例えば,SAWフィルタなど)を測定できる.
OSとして米国Microsoft社のWindowsを採用しており,マウスを使って操作できる.また,同社のVisual Basic for Applicationsを利用すれば,新しい機能(ソフトウェア・プログラム)を追加できる.オプションとして,画面に触れて操作する機能を付けることもできる.測定器の設定を最大9チャネル,1チャネル当たり9トレースのデータを記憶させることができる.このほか,USBポートやVGAポート,プリンタ・ポートなどが付いている.また,10/100 Base-TのEhternetカードを内蔵している.
2001年11月より受注を開始する.出荷開始時期は同年12月.
[写真1] Agilent E5071Aの外観
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