この夏,チャレンジ!中学生でも開発可能なM2Mシステム Part2 ―― 3G通信モジュールとArduinoはこう使う![技術編]
(2)「コマンド出力」プログラム:3Gmakefile.php (phpプログラム)
このプログラムは,上記(1)で選択された値が,「$_POST["cmd"]」経由で渡され,それを変数「$x」に代入し,一旦「temp.xxx」というファイル名に値を出力します.その後,ファイル名「3Gsa.xxx」にファイルをコピーしています.
リスト2.コマンド出力プログラム(3Gmakefile.php)
この中で一旦ファイル名を置き換えているのは,ファイルをオープンした状態で,3Gシールド側からのポーリングによる読み込みによって,エラーとなるのを防ぐためのものとなっています.このプログラムが終了すると,選択されたコマンドの内容がクライアント画面に,図3のように表示されます.
図3.クライアント側に表示される「コマンド出力」プログラムの表示例
(3)「メール送信機能」プログラム:3Gsendmail.php (phpプログラム)
このプログラムは,Arduino+3Gシールド側から読み込まれるプログラムで,メール送信先「$_GET["email"]」に,引数で渡されてくる温度センサの値「$_GET["temp"]」を書き込んで,送信するプログラムとなります.
リスト3.メール送信機能コマンド出力プログラム(3Gmakefile.php)
このプログラムを起動することで,図4のようなメールが送られてきます.ここでは,温度センサ値のほかに,日付と時間も同時に添えてメールで送ってきます.
図4.温度センサ値のメール受信画面