無償ツールで実践する「ハード・ソフト協調検証」(3) ―― Avalonインターフェースと検証用モデル
8.Avalon BFM
Avalon BFMは,Quartus II v.9.0に含まれるSOPC Builderにて利用できます.ただし,Quartus II v9.0ではAvalon-MM Master BFMとAvalon-MM Slave BFMしかサポートしていませんでした.2009年11月にリリースされたQuartus II v9.1では,Avalon-MM Master/Slave BFMだけでなく,Avalon MM Monitorも追加されました.また,Avalon-STインターフェースに対するAvalon-ST Source,Avalon-ST Sink,Avalon-ST Monitorも追加されました.
これらAvalon BFMに関するドキュメントは,下記のWebサイトからダウンロードできます.
・Avalon Verification IP Suite User Guide ver 1.0,Nov 2009,2Mバイト
ドキュメントのバージョンがver 1.0であることから分かるように,このドキュメントが最初の公開バージョンになります.また,Avalon BFMのサンプル・コードも同じようにAltera社のWebサイトからダウンロードできます.
・Avalon Verification IP Suite Design Files,14 Kバイト
本稿では,Avalon BFMの内のAvalon MM Master BFMを利用して,Avalonインターフェースを持つIPコアを検証するためのテスト・コードをC言語で記述できる環境を構築します.
(第4回へ続く)
Verification Enginnerの戯言
http://blogs.yahoo.co.jp/verification_engineer