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OTSL,自動車産業の機能安全規格に対応するためのファイル変換ツールを開発
ニュース 2014年1月15日
OTSLは,自動車産業における機能安全規格「ISO 26262」に対応するためのファイル変換ツール「MOYAI-FS」を開発した.一般社団法人JASPARが公開しているISO 26262対応の技術テンプレートに基づいたMicrosoft Wordのドキュメント・ファイルを,「SIEMENS Team Center」,「Rational DOORS」,「PTC Integrity」といった,自動車業界でよく使われるALM(Application Lifecycle Management)ツールにインポート可能なXMLファイル〔RIF(Requirements Interchange Format)およびIIF(Item Interchange Format)〕に変換できる.また逆に,これらのXMLファイルをWordファイルに変換することも可能.
ISO 26262では,開発した製品のライフサイクル全体を管理する必要があり,自動車産業でもALMツールの導入が急速に進んでいる.しかし,現在の日本の開発においては,要求仕様などはMicrosoft Wordなどを使ってドキュメント(文書)として作成するのが一般的である.また,機能安全プロセスは複数の企業間にまたがるが,企業間にまたがってALMツールを統一することは困難であり,異なるALMツール間での連携やデータのやりとりに課題があった.本ツールを利用することにより,ドキュメントの記述ミスや開発要件間の矛盾を解析・明示することも可能.
図1 MOYAI-FSのの画面イメージ(取り込んだ機能安全要求仕様の一覧)

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