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Freescale,ウェアラブル製品向けのリファレンス・プラットフォームを開発,オープン・ソースで提供
ニュース 2014年1月10日
Freescale Semiconductor社は,Kynetics社,Revolution Robotics社との協業で,ウェアラブル製品向けのオープン・ソースのリファレンス・プラットフォーム「WaRP(Wearable Reference Platform)」を開発した.
本プラットフォームは,中核的な処理ユニットとしてARM Cortex-A9コアを搭載したアプリケーション・プロセッサ「i.MX 6SoloLite」をベースとしており,Android OSに対応している.また,MEMS加速度センサ「MMA9553」による歩数計や6軸加速度センサ「FXOS8700」による電子コンパス,ARM Cortex-M0+コアをベースとするマイコン「Kinetis KL16」も組み込まれている.
この協業において,Kynetics社はプラットフォームのソフトウェアに関する知識を,Revolution Robotics社はソリューションのハードウェアを提供した.3社で共同し,拡張性に優れたモジュール式のプラットフォームとして開発した.
本プラットフォームのサービスや開発サポートは,非営利組織であるオンライン・コミュニティ「WaRPboard.org」が提供する.このソリューションのハードウェアやソフトウェアはオープン・ソースとして提供され,コミュニティ主導で開発を進める.ほかのオープン・ソースのリソースと併用する場合,クローズド環境の開発ツールやライセンス料は必要ない.
本プラットフォームのキットは,2014年第2四半期にWaRPboard.orgのWebサイトより提供を開始する予定.キットには,メイン・ボード,ドータ・ボード,LCDディスプレイ,バッテリ,マイクロUSBケーブルが含まれる.
写真1 WaRP(Wearable Reference Platform)ボードの外観

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