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富士通セミコンダクター,汎用SRAMと互換性がある44ピンのFRAMを開発
ニュース 2013年11月13日
富士通セミコンダクターは,SRAM(Static Random Access Memory)互換のパラレル・インターフェースを搭載した4MビットのFRAM(Ferroelectric Random Access Memory)「MB85R4M2T」を開発した.2014年1月よりサンプル提供を開始する.
汎用SRAMと互換性のある44ピンTSOP(Thin Small Outline Package)パッケージを採用したために,産業機械や業務機器,医用機器,セキュリティ・システムなどに使用されているSRAMの置き換えが可能であるという.
FRAMは,電源を切ってもデータを保持する「不揮発性」と,データの書き込みを高速で行える「ランダム・アクセス」の両方の特性をもつ.そのため電源の瞬断や停電が発生しても書き込み中のデータをバッテリ無しで安全に保存し,電源停止直前の記録データや装置情報などを確実に保護することが可能という.またFRAMはバッテリが不要なため,基板の実装面積の削減や省電力化にも繋がるという.
なお,11月20日からパシフィコ横浜で開催される「Embedded Technology 2013 / 組込み総合技術展」において,本製品が展示される.
図1 実装面積の例

写真1 MB85R4M2Tの外観

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