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Analog Devices,サンプリング・レートが1,600Hzの3軸MEMS加速度センサを開発
ニュース 2013年10月11日
米国Analog Devices社は,サンプリング・レートが1,600Hzの3軸MEMS加速度センサ「ADXL375」を開発した.
本センサは,衝撃や衝突の継続時間や大きさを±200Gで連続測定できる.サンプリング・レートは最高1,600Hzが可能で,その際の消費電流は140μAである.従来の同等構成品に比べて半分未満の消費電力で2倍超のサンプリング・レートを提供しているという.サンプリング・レート3Hz以下で測定時の消費電流は35μA,スタンバイ・モード時は0.1μA(電源電圧2.5Vの場合).
本センサは,32レベルのFIFOメモリで構成された集積メモリ・マネージメント・システムを内蔵している.バッファ・メモリには設定した衝撃スレッショルドをトリガとしてホスト・プロセッサの介入なしにデータ保存できる低消費電力モードが付いている.パッケージは,外形寸法が3mm×5mm×1mmの14ピンLGA(Land Grid Array).既に提供を開始している.
本センサは,BlackBox Biometrics社が開発した体に装着する衝撃検出装置「Blast Gauge(ブラスト・ゲージ;風圧計)」の最新世代品に組み込まれている.この装置は現在,米国軍に配備されており,米国軍は衝撃事象データを測定・記録して,そのデータを安全衛生アセスメントに活用しているという.
図1 3軸MEMS加速度センサ「ADXL375」のイメージ

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