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Nordic Semiconductor,2種類の近接無線通信機能を搭載したLSIを開発
ニュース 2013年10月4日
ノルウェーNordic Semiconductor社は,ANT+とBluetooth low energyという2種類の近接無線通信機能を搭載したLSI「nRF51922」を開発した.
ANT+とBluetooth low energyは,超低消費電力(ULP:Ultra-low Power)無線業界で一般的に使われている.どちらも2.4GHz帯(ISMバンド)を利用した無線通信だが,技術に互換性はない.本LSIにより,一方または両方のプロトコルを製品に使用することができる.
本LSIは,32ビットARM Cortex M0 CPUコアを搭載している.本LSIのプロトコル・スタック「S310」は,ANT+とBluetooth low energyのプロトコル・スタックを一つのソフトウェア・フレームワーク内に統合しており,それぞれを同時に動作することが可能.同社のLSIシリーズ「nRF51シリーズ」と互換性があり,同シリーズのANT+またはBluetooth製品を既に使用している顧客は,既存のハードウェア設計を変更せずに本LSIを利用できるという.
既に提供を開始している.
図1 nRF51922の構成(同社の製品概要資料より)

写真1 nRF51922の外観(イメージ)

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