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NetLED,クラウド経由で照明の調光を制御できるIEEE802.15.4準拠の基板を発表
ニュース 2013年9月20日
NetLEDは,クラウド経由で照明の調光を制御できる無線通信基板「NetLEDエンジン:NLE002」を発表した.自社製品に限らず,LED照明メーカに向けてOEM供給も始める.
本基板は,調光制御や調色制御,データ通信を,ゲートウェイ機器と双方向で行う.ゲートウェイ機器との通信には,新たに開発したIEEE802.15.4準拠のプロトコル・スタック「NetLED-Stack」を利用する.本プロトコル・スタックはZigbeeと同等のマルチホップや通信経路の自己修復機能を持ち,無線LANを利用していた前バージョンの制御基板よりも高度な制御が行えるという.ゲートウェイ機器をインターネットに接続することで,インターネットに接続した端末(iPhoneやAndroid,パソコンなど)から制御が可能(「クラウド版」).また,インターネット環境がないところでもiPhoneやAndroid端末から利用可能な「ローカル版」も用意した.
本基板には内蔵アンテナ版と外部アンテナ版がある.内蔵アンテナ版を使用した場合の通信距離は100m,外部アンテナ版では400m~1kmとなる.1~4回路のPWM(Pulse Width Modulation)制御が可能(調光制御は1PWM,調色制御は4PWM)で,照明制御以外でもセンサ類や各種機器への対応が可能だという.本基板の外形寸法は16mm×31mm,重量は2.5g.電源電圧はDC2.0V~3.6V,消費電流は送信時に15.3mA,受信時に17.0mA,ディープ・スリープ時に100nA.動作温度は-40度~+85度.
図1 NetLEDのシステム構成例

写真1 「NetLEDエンジン:NLE002」の外観

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