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Lauterbach,ARM Cortex-M専用の高機能のデバッグ機能とトレース機能を備えた統合開発環境を発売
ニュース 2013年8月30日
ドイツLauterbach社は,ARM Cortex-M専用の統合開発環境「μTrace」の発売を開始した.本製品は,オンチップ・デバッグ機能とETM(Embedded Trace Macrocell)リアルタイム・トレース機能を備えた,ARM Cortex-M3/M4専用の統合開発環境である.Cortex-M向けに価格を抑えている.
C/C++のデバッグに対応する.プログラム実行中のメモリへのRead/WriteやFlashプログラミング,OS認識デバッグ,2個以上のCortex-Mコアのマルチコア・デバッグも可能.
トレース機能も,マルチコア・トレースに対応する.長時間トレースを行うため,ホスト・パソコンにトレース情報をストリーミングすることも可能(STREAMモード,USB 3.0インターフェースにより最大100Mバイト/sで転送可能).タスクや関数の実行時間測定,コード・カバレッジ解析,TRACE32アナログ・プローブによる電力測定の機能も備える.
トレース記録モードとして,「FIFO モード」,「STREAMモード」,「リアルタイム・プロファイリング」の三つのモードを用意している.FIFOモードは,TRACE32やμTrace上の256Mバイト・トレース・メモリに先入れ先出し(FIFO;First In, First Out)でトレース情報を蓄積する.STREAMモードは前述の通り.リアルタイム・プロファイリングは,トレース情報をホスト・パソコンにストリームし,プログラムを実行しながら解析するモードである.
図1 リアルタイム・プロファイリングのイメージ

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