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日本NI,I/Oを柔軟に再構成できる教育向けの組み込み制御ボードを開発
ニュース 2013年8月30日
日本ナショナルインスツルメンツは,教育向け組み込み制御ボード「NI myRIO」を開発した.本ボードは,FPGAと組み込みプロセッサ,I/Oモジュールを搭載しており,さまざまな組み込み制御や監視アプリケーション・システムに利用することができる.
本ボードは,Xillinx社のZinq All Programmable SoCを採用しており,デュアルARM Cortex-A9プロセッサと,28,000個のロジック・セルを搭載したFPGAを組み合わせている.HDL(Hardware Description Language)の知識がなくても,グラフィカル開発環境「LabVIEW」によってプログラミングした論理をFPGAにダウンロードできる.同社は,このようにFPGAを搭載してデバイスのI/Oを再構成可能にする技術を「RIO(再構成可能I/O)」と呼んでいる.
グラフィカル開発言語(LabVIEW)のほか,C/C++言語でもプログラミングが可能.本ボードには,無料でダウンロード可能な教材も付属している.
本ボードはエンクロージャ付きタイプとボードのみのタイプがある.エンクロージャ付きタイプ「NI myRIO-1900」は,10個のアナログ入力と6個のアナログ出力,40本のディジタルI/O,Wi-Fi,LED,3軸加速度計,アドオン・ボード「NI miniSystems」用のポートを備える.ボードのみのタイプ「NI myRIO-1950」は,8個のアナログ入力と4個のアナログ出力,32本のディジタルI/Oを備える.そのほか,本ボードに接続できるセンサやモータ,ディスプレイなどのアクセサリ・キット類も用意している.
2013年10月初旬に発売を予定している.
写真1 エンクロージャ付きタイプ「NI myRIO-1900」の外観

写真2 アクセサリを含んだ「NI myRIOメカトロニクスキット」の外観

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