[ keyword: RFID, 市場動向, ロボット ]
ET 2013,「組み込み技術」と「つなげる技術」で新たな産業に期待
ニュース 2013年8月30日
2013年8月29日,大手町サンケイプラザ(東京・大手町)にて,組み込み総合技術展「Embedded Technology(ET)2013」(主催:一般社団法人 組込みシステム技術協会)の開催概要発表会が行われた.今年は,11月20日(水)~22日(金)の3日間,パシフィコ横浜(横浜市・みなとみらい)で開催する.展示会の規模は昨年とほぼ同程度で,出展社数は400社(780小間),カンファレンス数は130セッションを予定している.また,「Electronic Design and Solution Fair 2013(EDSFair 2013)」(41社/50小間)も同時開催する.
まず,Embedded Technology 2013 実行委員長の山田 敏行氏から,2013年のエレクトロニクス産業の現状について説明があった.「一時,株価上昇やアベノミクス効果で,エレクトロニクス産業も景気回復の期待があった.しかし,これまで日本の産業を牽引してきた携帯電話などの情報家電や半導体が大きな変革点を迎えており,新たな産業へ大きく舵を切る,待ったなしの状況にある」(山田氏).
ET 2013では,この新たな産業となる「スマート・エネルギー」,「オートモティブ/交通システム」,「モバイル/クラウド」,「ロボティクス」,「スマート・ヘルスケア」,「スマート・アグリ」の6分野にフォーカスし,テーマ・ゾーンやカンファレンスを企画している.
展示会場には,M2M関連技術を取り上げたテーマ・ゾーン「Be Connected with ET」と,受託開発のこれからのサービスについて解説する「設計開発サービス・ゾーン」が予定されている.また,130セッションを予定しているカンファレンスには,新たに「ロボット・セッション」が追加された.今年で3回目となるETアワードも,六つの新産業分野別に選出する.
写真1 Embedded Technology 2013 実行委員長の山田 敏行氏

■連絡先 |