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Aldec,HDLシミュレータにUVMベース検証環境のクラス階層の可視化機能を追加
ニュース 2013年7月18日
米国Aldec社は,HDLシミュレータの最新版「Reviera-PRO 2013.06」を発売した.本バージョンから,UVM(Universal Verification Methodology)ベース検証環境のクラス階層を可視化する機能を追加した.
UVMとは,EDAの標準化団体の米国Accellera(Accellera Systems Initiative)により策定された機能検証のメソドロジ(方法論)である.UVMの構造はSystemVerilogクラスの階層で定義されるので,検証プラットフォーム側でオブジェクト指向の環境を正しく分析する必要がある.また,RTL設計者や検証エンジニアに普及している標準のソース・コードや波形表示ツールも,引き続き利用できるようにする必要がある.本HDLシミュレータは,SystemVerilogクラスを階層ツリーの形式で表示し,HDLエディタなどの他のデバッグ・ツールとも連携して簡単にクロス・プロービングやナビゲーションを行える.クラスの継承やメソッド,プロパティなどの重要な属性も表示できる.
本バージョンでは,シミュレーション実行時間も高速になった.コード・カバレッジを有効にした状態で,前バージョンと比較して2~3倍高速になっているという.また,高性能のSystemVerilogランダム制約ソルバと新型のUVM対応デバッグ・ツールを搭載し,シミュレーション容量も改善している.
写真1 Reviera-PRO 2013.06のクラス・ウィンドウ

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