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ルネサスとアナログ・デバイセズ,両社の評価基板を接続するための中継基板を共同開発
ニュース 2013年7月10日
ルネサス エレクトロニクスとアナログ・デバイセズは,ルネサスのマイコン評価基板とアナログ・デバイセズのA-Dコンバータなどの評価基板を簡単に接続できる中継基板「SE SPIDER-01」を共同開発した.対応するルネサスのマイコン評価基板は「Renesas Starter Kit for RL78/G13」と「Renesas Starter Kit+ for RX63N」.アナログ・デバイセズの評価基板は,4種類のA-Dコンバータ評価基板「EVAL-AD7982SDZ」,「EVAL-AD7980SDZ」,「EVAL-AD7693SDZ」,「EVAL-AD7685SDZ」について動作を確認済みである.
本基板は,ルネサスのマイコン評価基板に実装されている拡張コネクタ(JA1,JA2)と接続可能なコネクタや,アナログ・デバイセズの評価基板シリーズ「システム・デモンストレーション・プラットフォーム(SDP)シリーズ」のシリアル・インターフェース対応品を接続できるコネクタ(EI3規格,120ピン)を備える(なお,本基板をユーザの使用形態に合わせることができるように,EI3規格コネクタ以外は実装されない状態で同梱される).従来はジャンパ線などで手作業で接続する必要があったため評価環境の設定に時間がかかっていたが,本基板によって設定時間を大幅に短縮できる.また,ジャンパ線で接続する場合に比べて,ノイズの発生も抑えられる.
本基板の正式な提供は2013年8月末ごろを予定しているが,50名限定でベータ版の基板を無償提供する「先行モニターキャンペーン」を実施する(募集は2013年7月16日まで).回路図や取り扱い説明書,アプリケーション・ノート,サンプル・コードなどは,ルネサスとアナログ・デバイセズが共同で立ち上げたWebサイト「Solution-Edge」上に順次掲載する.なお,対応するルネサスのマイコン評価基板やアナログ・デバイセズの評価基板は,今後も継続して追加する予定.
図1 中継基板「SE SPIDER-01」のブロック図(ピンクの部分)

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