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IAR Systems,デバッグ中にターゲット・ボードの任意の場所の電流や電圧を測定・分析できるJTEG ICE用拡張ユニットを発売
ニュース 2013年5月8日
スウェーデンのIAR Systems社は,ソフトウェア・デバッグ中にターゲット・ボードの任意の場所の電流や電圧を測定・分析できるモジュール「I-scope」を発売した.同社の統合開発環境である「IAR Embedded Workbench」のデバッガ機能「C-SPY」,およびJTAG ICE「I-jet」と組み合わせて利用する.本モジュールは,JTAG ICEの拡張ユニットとして提供する.
電流・電圧測定時のサンプリング・レートは最大200kHz,分解能は12ビット.測定したデータは,JTAG ICEによって実行中のプログラム・カウンタと同期され,デバッグ画面にリアルタイムにグラフ表示される.消費電力の解析機能として,機能別の電力消費,電流スパイクの原因となるI/O動作,低消費電力モード,マイコンの動作周波数,コア電圧などを確認できる.測定結果に基づいてプログラム・コードを最適化すれば,電力消費が抑えられたり,バッテリ寿命が延びたり,電流スパイクに起因する不要輻射ノイズが減少する.
なお,2013年5月8日~10日に東京ビッグサイトで開催されているESEC 2013(組込みシステム開発技術展)の同社ブースで,本モジュールを公開する.
写真1 I-scopeの外観
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