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新日本無線,脈拍計や酸素飽和度計に使える反射型光センサを発売
ニュース 2013年4月26日
新日本無線は,脈拍計や酸素飽和度計(パルス・オキシメータ)に使える反射型光センサ「NJL5501R」を発売した.近赤外光LED,赤色LED,フォトトランジスタを一つのパッケージに封止した.現在主流となっている透過式センサの場合と異なり,指などを挟み込む形(プローブ)ではなく,貼りつける形で測定できる.
パルス・オキシメータとは,動脈血の酸素飽和度を計測する機器である.血液中のヘモグロビンは,酸素との結合の有無により,近赤外光と赤色光の吸収率が異なる.この吸収率の違いを利用して,酸素飽和度を測定する.
近赤外光LEDの発光波長は940nm±10nm,出力電流は145μA~580μA.赤色LEDの発光波長は660nm±3nm,出力電流は1.0mA~4.3mA.パッケージは,外形寸法が1.9mm×2.6mm×0.8mmのCOB(Chip on Board).鉛フリー,ハロゲン・フリー,欧州のRoHS規格に対応する.
すでにサンプル出荷を開始している.量産出荷は2013年5月から.
図1 透過式と反射式
写真1 NJL5501Rの外観
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