[ keyword: 通信, ノイズ, ワイヤレス ]
Texas Instruments,AISG v2.0仕様に準拠した低消費電力のトランシーバLSIを発売
ニュース 2013年4月19日
米国Texas Instruments社は,AISG(Antenna Interface Standards Group)v2.0仕様に準拠したトランシーバLSI「SN65HVD62」を発売した.待機モードを備えており,また電源電流は33mAと小さい.これにより,競合製品と比べて消費電力を最大50%引き下げることができたという.
変調方式はOOK(On-off Keying).AISGは,3Gシステムのアンテナ線の制御,および監視に利用される通信方式である.例えば,アンテナの仰角を遠隔制御するタワー・マウント機器と3G基地局本体の間の通信に利用する.
本トランシーバLSIは,3G基地局のベースバンド信号を,AISG同軸ケーブルによる伝送に適した周波数に変調/復調する機能を備えている.アクティブ・バンドパス・フィルタを搭載しており,スプリアス周波数成分が存在する場合でも信号を復調可能.中心周波数は2.176MHz,伝送速度は最大115kbps.また,50Ω同軸ケーブルへの出力電力レベルを0dBm~6dBmの範囲で調整できる.電源電圧範囲は3V~5V.パッケージは3mm角の16ピンQFN.
本トランシーバLSIの電気的パラメータ特性と機能を評価するための評価モジュール「SN65HVD62EVM」も提供する.
図1 SN65HVD62の機能
■価格 |
■連絡先 |