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ゼットエムピー,同社のオプティカル・フロー・センサ・モジュールをPWM出力対応に
ニュース 2013年4月4日
ゼットエムピーは,同社のオプティカル・フロー・センサ・モジュールをPWM(Pulse Width Modulation)出力に対応させた「ZMP OpticalFlow-Z PWM」を発売した.オプティカル・フローとは,動画像の中の物体の動きを,画像処理技術を用いてベクトル表現で示したものである.本センサ・モジュールは,例えば飛行体や車両において,周囲環境から自身の速度を把握する際に利用できる.カメラで周囲の様子を撮影し,その特徴点の移動の様子(動きベクトル)から自身の相対速度を検出する.
本モジュールは,カメラ,120MHz動作のARM Cortex-M3マイコン,128MバイトのDDR3 SDRAM,8MバイトのフラッシュROM,FPGAなどを搭載する.最大240フレーム/sの速度で画面内の物体の平均速度を計算する.外付けのパソコンなどは不要.
PWM出力は,水平・垂直の2チャネルに対応する.画面を横4×縦3の12グリッドに分割し,各グリッドに対して重み付けを行うことが可能.これにより,定常的に外乱となりうる領域(カメラに映り込む地面や海面など)を計算対象から外せる.
外形寸法は50mm×50mm×19mm,重さは約19g.液晶ディスプレイ,USBケーブル,電源ケーブル,評価用ソフトウェア(ビューワ),サンプル・アプリケーションなどが付属する.
[写真1] ZMP OpticalFlow-Z PWMの外観
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