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ルネサス,高専生の海外インターンシップ受け入れを表明
ニュース 2013年3月26日
ルネサス・グループは,2013年から,シンガポールと台湾の子会社で,高等専門学校の学生(高専生)の海外インターンシップを受け入れる.2013年3月25日,独立行政法人 国立高等専門学校機構とルネサス ソリューションズが調印式を行った.
現在,高専生の海外インターンシップを受け入れている企業は,大成建設(トルコ),前田建設工業(中国),荏原製作所(アメリカ,イギリス),オーエスジー(台湾),カネカ(マレーシア),小松製作所(インドネシア),TANAKAホールディングス,新日鉄エンジニアリング(タイ),ツネイシホールディングス(フィリピン),東洋エンジニアリング(マレーシア),ヤマハ発動機(ベトナム),トヨタ自動車(タイ),森精機製作所(スイス),東亞合成(シンガポール),三井化学(シンガポール)の15社.
2012年は,全国の高等専門学校から約30名が海外インターンシップに参加した.国立高等専門学校機構では,年間100名を海外に派遣できるように,企業に協力を求めていく.
国立高等専門学校機構の小畑理事長は,「創造的かつ実践的な学生を育てるのが高専の役割.在学中に現場を知ってもらい,社会で生きていくためには,専攻している学問だけでなく,より広い分野の学問に精通していることが大切と気付いて欲しい.例えば英語が話せるのはもちろんだが,それよりもコミュニケーション能力,問題を発見・解決する力,交渉能力などについて,自分に足りない点に気付き,それを学生のうちに補って欲しい」という.
学生はルネサス エレクトロニクスの台湾またはシンガポールの拠点で機器メーカの技術サポートなどを行う.例えばマイコンのプログラムを開発したり,顧客に新製品の仕様を説明したりする.
[写真1] 調印式の参加者
[写真2] 国立高等専門学校機構の小畑 秀文理事長(左)とルネサス ソリューションズの須田 眞二社長(右)