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Infineon,ARM Cortex-M0コアを搭載する低価格の32ビット・マイコンを発売
ニュース 2013年3月22日
ドイツInfineon Technologies社は,ARM Cortex-M0コアを搭載する32ビット・マイコン「XMC1000ファミリ」を発売する.数百万個購入時の単価は0.25~1.25ユーロと安い.8ビット・マイコンの代替も想定しているという.
XMC1000ファミリは,「XMC1100」(エントリ・シリーズ),「XMC1200」(フィーチャ・シリーズ),「XMC1300」(コントロール・シリーズ)の三つのシリーズから構成されている.シリーズによって,メモリ容量や周辺回路の機能が異なる.センサ/アクチュエータの制御やLED照明,ディジタル電力変換(無停電電源など),家電機器,ポンプ,ファン,電動バイクなどのモータ駆動装置の開発に利用できる.
8Kバイト~200KバイトのフラッシュROMやPWMタイマ,12ビットA-Dコンバータ,プログラマブル・シリアル通信インターフェースを搭載する.また,LEDによる調光や色制御,モータ駆動制御に利用できる数値演算コプロセッサを内蔵する.パッケージは16ピン,28ピン,38ピンのTSSOP(Thin Shrink Small Outline Package).
ソフトウェア開発環境として,同社の「DAVE」を提供する.本環境は,「XMC4000ファミリ(ARM Cortex-M4コアを内蔵)」などの開発にも利用できる.また評価ボードとして,オープン・ソース・ハードウェアのArduinoボードに対応した「XMC1100ブート・キット」,およびLEDやタッチ・パネル,モータ駆動などの「アプリケーション・キット」を用意する.
本マイコンのサンプル・チップと開発環境は,2013年3月中に提供を開始する.量産出荷は,2013年第4四半期から開始する予定.
[写真1] XMC1000ファミリの外観
[写真2] XMC1100ブート・キットの外観
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