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セイコーインスツル,920MHz帯特定小電力無線を利用する無線センサ・ネットワーク機器10機種を発売
ニュース 2012年12月7日
セイコーインスツルは,920MHz帯の特定小電力無線(ARIB STD-T108)を利用する無線センサ・ネットワーク機器「ミスター省エネ」を発売する.建物内の温度や湿度,照度,CO2などの環境情報を“見える化”したり,空調機器や照明を自動制御したりする際に利用できる.オフィス・ビルや工場,店舗などで利用することを想定して開発した.
10種類の無線基地局(親機)や無線端末(子機)などを用意する.すなわち,LAN接続が可能な親機「Ethernetベース」,RS-232-C接続が可能な親機「RS232Cベース」,USB接続が可能な親機「USBベース」,空調機などの制御機器との接続が可能な子機「ModbusRTUノード」,温度や湿度,照度を測定する子機「温湿度照度ノード」,温度と湿度だけを測定する子機「温湿度ノード」,照度だけを測定する子機「照度ノード」,CO2を検出する子機「CO2ノード」,電力量を監視する子機「電力量モニタノード」,無線ネットワークの中継を行う機器「ルータ」である.
920MHz帯の電波を使用するので,2.4GHz帯を利用する場合より到達距離が長くなる.また,障害物があっても電波が回折するので,通信障害が発生しにくい.さらに,2.4GHz帯のシステムより省電力を実現しやすいという.例えば温湿度ノードで1分周期の送信を行った場合,電池寿命は約10年.
2013年2月~4月に順次出荷を開始する.
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