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RS Components,無償配布のプリント基板設計ツールと組み合わせて利用できる8万点超のオンラインCAD部品ライブラリを公開
ニュース 2012年11月22日
電子部品や工業用部品の通信販売会社である英国RS Components社は,無償で配布しているプリント基板設計ツールの最新版「DesignSpark PCB Version4」と,8万点を超えるオンラインCAD部品ライブラリ「ModelSource」の公開を開始した.ModelSourceに登録されている部品データのデータ・フォーマットは20種類以上.DesignSpark PCB以外のプリント基板設計ツールでも利用可能.一部のデータ(約3万点)については3Dモデルも用意している.
DesignSpark PCBは,2010年に同社が提供を開始したプリント基板設計ツールである.Version4の主な新機能は三つある.一つ目は同時に発表したModelSourceとの連携機能,二つ目は部品見積もり機能,三つ目は基板見積もり機能である.
部品見積もり機能では,DesignSpark PCB Version4上でModelSourceに登録されている部品を選択し,ボタンを押すだけで,同社の販売Webサイトの見積もり書が作成される.現在,同社で販売している電子部品の約7割をライブラリ化しているという.
基板見積もり機能では,基板のサイズや層数,ドリル・サイズなどをCADデータから取得し,提携するプリント基板メーカの見積もり書を出力する.現在は英国のプリント基板メーカの見積もり書に限られるが,今後,日本のプリント基板メーカとの提携も予定している.
なお,DesignSpark PCBの使用方法については,チュートリアル動画をWeb上に用意している.
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