イノテック，外形寸法が145mm×140mmの第3世代Intel Coreプロセッサ搭載組み込みCPUボードを発売

　イノテックは，第3世代Intel Core i7/i5/i3プロセッサ（Ivy Bridge），およびCeleronプロセッサを搭載する組み込みCPUボード「IX-5030」を発売した．医療機器や産業用機器，通信機器，車載機器，監視システムなどに利用できる．

　デュアルDDR3 SO-DIMMメモリを採用しており，ECC（Error Check and Correct）機能にも対応する．入出力インターフェースとして，2チャネルのUSB 3.0インターフェース，6チャネルのUSB 2.0/1.1インターフェース，4チャネルのRS-232-Cインターフェース，2チャネルのRS-422/485インターフェース，2チャネルのギガビットEthernetインターフェース，16ビットのGPIOを備えている．さらに，LCDインターフェースやPCI Express（16レーン）スロットも搭載する．対応OSはWindows，Linux，VxWorksなど．

　電源電圧は12Vだが，9.0～19.2Vの電圧範囲で動作する．外部機器へ12Vと5Vの電源供給が可能．LCDバックライト用の専用電源も備えている．外形寸法は145mm×140mm．CPUクロックの変更や温度範囲の拡張，BIOSなどのカスタム化に対応する．

　本ボードは，2012年11月14～16日にパシフィコ横浜（神奈川県横浜市）で開催される組み込みシステム開発の展示会「Embedded Technology 2012」にて公開される．

[写真1] IX-5030の外観