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東京エレクトロン デバイス,195万ロジック・セルを内蔵するFPGAを搭載したASICプロトタイピング・ボードを発売
ニュース 2012年11月8日
東京エレクトロン デバイスは,ASICプロトタイピング・ボード「TB-7V-2000T-LSI」を発売する.米国Xilinx社のFPGA「Virtex-7 XC7V2000T」と「Kintex-7 XC7K325T」を搭載する.回路規模の大きい画像処理用ASICや通信用ASICなどの開発に利用できる.
Virtex-7 XC7V2000Tは,約195万個のロジック・セル,2160個のDSPスライス,最大46.512MバイトのブロックRAM,4チャネルのPCI Expressインターフェース,36個の12.5Gbpsトランシーバ(GTX)などを内蔵する.Kintex-7 XC7K325Tは,約33万個のロジック・セル,840個のDSPスライス,最大16.02MバイトのブロックRAM,1チャネルのPCI Expressインターフェース,16個の12.5Gbpsトランシーバなどを内蔵する.本ボードは,これらのFPGAのほかに,8個の2GビットDDR3 SDRAMやUSB 2.0/3.0インターフェース,DVI出力などを備えている.
さらに,拡張用のI/Oコネクタを搭載しており,サブボードなどを接続できる.例えば,ARM Cortex-A9コアを内蔵するFPGA(Zynq-7000)搭載サブボードを接続すれば,ARMコアを含むASICの試作を行えるという.DDR3 SDRAMインターフェースやDVIインターフェース,USB 2.0/3.0インターフェースなどのリファレンス・デザインが付属する.2012年12月下旬に出荷を開始する.
本ボードは,2012年11月14~16日にパシフィコ横浜(神奈川県横浜市)で開催される組み込みシステム開発の展示会「Embedded Technology 2012」,および同日に幕張メッセ(千葉県千葉市)で開催される映像・放送機器関連の展示会「2012年国際放送機器展(Inter BEE 2012)」の同社のブースにて公開される.
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