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Freescale,ARM Cortex-M0+コアを搭載したスマート・メータ用マイコンを発売
ニュース 2012年10月26日
米国Freescale Semiconductor社は,ARM Cortex-M0+コアを搭載したスマート・メータ用マイコン「Kinetis KM3xファミリ」を発売した.ARM Cortex-M0+コアのほか,最大128KバイトのフラッシュROM,16KバイトのSRAM,電力計測用のアナログ・フロントエンド回路,セキュリティ回路,最大288セグメントに対応したセグメントLCDコントローラ,自動補正機能付きリアルタイム・クロックなどを内蔵している.
電力計測における誤差は±0.1%.位相補償機能を備えた四つの24ビットΣ-Δ型A-Dコンバータを備えており,高精度に電流と電圧を同時計測できるという.ARM Cortex-M0+コアの動作周波数は最大50MHz.消費電流は標準100μA/MHz未満.セキュリティについては,メモリ保護ユニットやデータ暗合化用の乱数生成回路,タイム・スタンプによる改ざん検出機能などを備えている.
ソフトウェア開発には「CodeWarrior Development Studio」を利用する.米国および日本向けの二相電力メータ,欧州向けの単相電力メータ,中国およびインド向けの電力メータのリファレンス・デザインを用意する.また,有効電力や無効電力,皮相電力を計算する計測用ファームウェアも提供する.
現在,サンプル・チップを出荷中.2013年第2四半期には,販売代理店からの出荷を開始する予定.
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