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ゼットエムピー,走行データをクラウド・サーバに蓄積できる研究開発用の1人乗りマイクロEVを発売
ニュース 2012年10月5日
ゼットエムピーは,走行データをクラウド・サーバに蓄積できる研究開発用の1人乗りマイクロEV「RoboCar MV2」の受注を開始した.車載機器の評価や,自動車とITを連携したサービスの研究開発に利用できる.同社はこれまで,トヨタ車体製の1人乗りEV「コムス」をベースにした研究開発用車両「RoboCar MV」を出荷していた.今回,ベース車両となるコムスがモデル・チェンジしたのに伴い,同社の研究開発用マイクロEVも刷新した.
「Basic」と「Type A」の2機種を用意する.Basicは廉価版で,車速やステアリング切れ角,ブレーキの踏み具合など,走行時の各種データを取得し,クラウド・サーバに蓄積できる.また,ユーザが取り付けたセンサの情報をCAN(Controller Area Network)バスを利用して同期取得できる.Type Aは,Basicの機能に加えて,駆動モータの自動制御機能と回生ブレーキによる減速制御機能を搭載する.車間距離制御などの研究開発に利用できる.従来のRoboCar MVでは,Type Aしか提供していなかった.今後,ステアリング制御機能を搭載した「Type B」やブレーキ制御機能を備えた「Type C」も開発していく計画.
オプションとして,外界センサ(ステレオ・ビジョン,死角検知センサ,レーザ・レンジ・センサ)や車両挙動センサ(車速センサ,位置センサ),乗員情報取得センサ(モーション・キャプチャ,頭部電位センサ,ワイヤレス心電計),ヘッドアップ・ディスプレイなどを用意する.
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