[ keyword: LSI, ワイヤレス, 通信 ]
ラピスセミコンダクタ,Bluetooth v4.0 Low Energy規格に対応した2.4GHz無線通信LSIを発売
ニュース 2012年10月5日
ラピスセミコンダクタは,Bluetooth v4.0 Low Energy規格に対応した2.4GHz無線通信LSI「ML7105」のサンプル出荷を開始した.送信時の消費電流は9.8mA,受信時は8.9mAと小さい.これにより,コイン電池などの小容量電池でも長時間動作する機器を実現できるという.例えばサイクル・コンピュータ(自転車用速度計)などのフィットネス機器,歩数計や活動量計,血圧計などのヘルスケア機器,パソコン周辺機器,産業用機器などに利用できる.
RF回路やベースバンド・コントローラのほか,ARM Cortex-M0コア,プログラム格納用の64KバイトROM,データ格納用の16KバイトRAM,ユーザ・プログラム格納用の12KバイトRAM,I2CやSPI(スレーブ),UARTなどのインターフェース,レギュレータを内蔵する.
消費電力を削減するため,部分電源遮断回路や自律的にシステム・クロックを停止するクロック制御回路を組み込んだ.また,Bluetooth通信に必要なプロトコル・スタック機能は,本LSIの中に組み込まれている.電源電圧は標準3.3V,スリープ時の消費電流は0.7μA.パッケージは,外形寸法が5.0mm×5.0mm×0.8mmの32ピンQFN.
本LSIと組み合わせてセンサ・ネットワークを実現できるセンサ・ノード評価キットを提供する.アプリケーション・ソフトウェアのサンプル・コードや各種センサ用のドライバ・ソフトウェアが付属する.
本LSIの量産出荷は2013年3月から.
■価格 |
■連絡先 |