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ARMと富士通セミコンダクター,富士通FM3ファミリ専用の開発環境を共同開発して安価に提供
ニュース 2012年9月27日
英国ARM社と富士通セミコンダクターは,ARM Cortex-M3を搭載したマイクロコントローラ「富士通FM3ファミリ」専用の開発環境「MDK-Fujitsu マイクロコントローラ開発キット」を共同開発した.価格は,ARM純正の開発環境である「MDK-ARM」の1年間の期間ライセンスと比較して約半額以下となる.
本開発環境は,MDK-ARMをベースに,デバッガやシミュレータなどを含む統合開発環境「μVision4 IDE(Integrated Development Environment)」,C/C++コンパイラ,リアルタイムOSの「RTX」などから構成されている.デバッガについては,Segger J-Link,Keil ULINK2,ULINK-ME,ULINKproなどのJTAGエミュレータに対応している.
本開発環境は,Cortex-Mマイコン上で動作するソフトウェアの互換性を高めるためのインターフェース規格CMSIS(Cortex Microcontroller Software Interface Standard)に対応している.この規格に準拠したDSPライブラリ(CMSIS-DSPライブラリ)も含んでいる.
日本国内では,都築電気,ソフィアシステムズ,横河ディジタルコンピュータが本開発環境の販売を担当する.
[写真1] MDK-FujitsuのベースとなったMDK-ARM
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