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アバールデータがCamera Linkの問題点を解決する光インターフェースを開発,画像入力ボードと変換ユニットを製品化
ニュース 2012年9月13日
産業用ボード・メーカのアバールデータは,光通信を使った新しいカメラ・インターフェース「Opt-C:Link(オプト・シー・リンク)」を開発した.本インターフェースに対応した画像入力ボード「APX-3800」,およびCamera Link信号をOpt-C:Link信号に変換するユニット「AOC-162」を発売する.マシン・ビジョンなどのアプリケーションに利用できる.
現在,産業用カメラの業界標準インターフェースである「Camera Link」には,伝送帯域幅や伝送距離の制限,ノイズの影響などの問題点が指摘されている.同社が開発したOpt-C:Linkは,光通信を使用することで,これらの問題点を解消する.
カメラとボードの間をノイズの影響を受けにくい光ファイバ・ケーブルで接続し,画像データやトリガ信号などをパケットとして伝送する.伝送速度は最大6.25Gbps,伝送距離は最大150m.画像データとトリガなどの信号を1本のケーブルで伝送できるので,省配線化にもつながる.
画像入力ボードであるAPX-3800のチャネル数は2,伝送モードはマルチモード.システム・バスはPCI Express Gen1(x8).電源電圧は12V,消費電流は0.8A.外形寸法は64mm×120mm,パネル幅は20mm.対応OSはWindows XP/Vista/7.
AOC-162は,エリア・カメラやライン・カメラと組み合わせて利用できる.Camera Linkインターフェースは,Base Configuration(2チャネル),Medium Configuration,Full Configurationに対応する.2個のSDR26コネクタを搭載する.電源電圧は12V.Camera Linkケーブル経由でも給電可能.外形寸法は61mm×95mm×28mm.
[写真1] APX-3800の外観
[写真2] AOC-162の外観
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